【勉強会レポート】事業企画プロセス勉強会
最終更新: 2019年6月14日
皆様こんにちは。Datalympic実行委員会の中の人です。
エンジニアであっても、営業であっても、管理部門の方であっても、「事業を企画する」という経験をされた方は少ないかと思います。そのため、去年のDatalympicでは、「参加はしたけど、何をしたらいいかわからない…」
とお悩みの応募者の方も少なくありませんでした。
そこで今年は、事業企画のガイドラインを提供することで皆様の作品制作の助けになれば、という想いから「事業企画プロセス勉強会」を企画・開催いたしました。

今回の講師はウイングアーク1st、Mr.Datalympicこと吉田守。
一部の方には「データのじかん」内の「タイムくん」で漫画化されたことでもお馴染みの人です。
そして生徒役の特別ゲストとして、去年のDatalympicファイナリスト「MBとYシャツと私」の株式会社ジール・栗原和音さんにお越しいただきした。ありがとうございます!

新規事業立ち上げ支援は「趣味の一環」と言い切る自己紹介から講義が始まります。
講師の吉田は、前職はSIerでしたが、その時の経験がきっかけで「変化・発展の無いビジネスは疲弊と退化を招く」と強い信念を持つようになりました。その想いから、パッケージやツールビジネスを複数立ち上げており、現在でもプライベートでコンサルテーションを行っています。これらの経験から得た事業化のノウハウを伝えることで、事業にチャレンジし難い状況にある方々の助けになればと考え、今回の勉強会を企画しました。

講師の吉田が話し、生徒の栗原さんが答えたり質問したりと、二人が掛け合いをしながら勉強会は進んでいきます。
以下、勉強会の内容を一部紹介いたします。

そもそも「事業」とは、商品やサービスを提供することで対価を得る活動であり、「誰に」「何を」「どのように」という構造を持っています。もし事業がうまくいかないのであれば、それはどこかの構造に誤りがあるから、です。

通常の事業企画のプロセスとビジネスコンセプトの比較です。
最後のプロセス「テストマーケティング」「投資判断・事業化」以外はほぼ共通的なプロセスとなっていることがわかります。去年のDatalympic優勝作品「TABLE KEEPER -フードコートの見える化-」は事業化に向けて検討が行われていますが、作品の制作にあたって、「アイデア出し」~「ビジネスプラン・デモ作成」まで含めて制作していたからこそ、事業化への検討がスムーズに進んでいることがわかります。

多くの人が悩むであろう「アイデアの出し方」。ニーズ(相手の需要)とシーズ(自分の資産)、どちらからアイデアを出せばいいのか?どちらにも優劣はなく、人によって得手不得手があるので、自分にあった手段を見極めることが大切です。

ビジネスモデルについての説明です。
「何を」提供するかは、サービスや商品と思われがちですが、提供するのは、サービスや商品そのものではなく提供する価値のことです。そして、価値があっても成果が出なければ意味がありません。

そのため、「誰に」「何を」「どのように」だけでなく、「成果」まで含めて定義しなければ「ビジネスモデル」とはなりません。

立案したビジネスモデルを検証するには、ビジネスプランまで落とし込む必要があります。
講師の吉田曰く、
「Datalympicの作品としては、ビジネスプランまで目指して欲しい。そうすることで事業企画立案のスキルが磨かれる。しんどいけど、ぜひ頑張ってほしい」。
今回は一部のみご紹介しましたが、Datalympicに応募された方には勉強会で使用した説明資料および勉強会の動画を参照いただけます。ご希望の方は、Datalympic事務局までお問い合わせください。
最後に、講師の吉田からのメッセージをご紹介いたします。
「今は一社だけでビジネスの立ち上げ・拡大できる時代ではありません。
ウイングアーク1stという一社だけがチャレンジし成長するのではなく、パートナーの皆様・ユーザーの皆様と一緒に全員がチャレンジし成長することで、初めてウイングアーク1stのビジネスも拡大すると考えています。
だからこそ、Datalympicという取り組みは重要であると確信していますし、皆様のチャレンジが成功することを心より願っております。」
Datalympic実行委員会も、参加者の皆様を積極的にバックアップいたしますので、何か困ったことやご相談等がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆様のご応募を心よりお待ちしております。
以上、勉強会レポートでした。
<<勉強会のお知らせ>>
Datalympic実行委員会では、応募者の皆様の作品制作の助けとなるような勉強会を企画・開催しております。

(勉強会は全て無償ですのでご安心ください)
今後の勉強会の開催予定はこちらをご参照ください。
また、勉強会は現地開催だけでなく、ZoomによるWeb配信も行っておりますので、お気軽にご参加ください。
(Zoomについてはこちらをご参照ください)
今後もDatalympicへご参加いただける皆様へ向けて、作品製作の助けとなる勉強会を企画・開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております!